■ 意外と知らない? 外壁塗装の役割
「塗装」と聞けば、外壁を塗り替え、住まいを美しく見せるために行うと思ってらっしゃる方が多いのではないでしょうか?
もちろんそれも役割の一つですが、本来の目的は、雨や紫外線から受ける影響を抑え、住まいを守ることにあります。
塗膜で外壁表面をコーティングし、水分の染み込みや紫外線のダメージによる劣化などを防いでくれているため、劣化症状が進んでしまう前に対処しなければなりません。
塗り替えの時期はいつ?
塗装は外壁を守ってくれていますが、経年による劣化は避けられません。
ではいつ塗り替えを行えば良いのでしょうか?
立地環境などにより異なりますが、一般的におおよそ12年~15年程が目安だと言われています。
塗装の効果が切れた外壁をそのまま放置してしまうと、外壁の劣化を早めるだけでなく、最悪の場合雨漏りを引き起こす原因になることもあるため、ご注意ください。
このような症状は見られませんか?
□チョーキング現象(手で触ると白い粉がつく)
□クラック(ひび割れ)
□カビ・錆・コケ
□塗膜の剥がれ・めくれ など
これらの症状が見られる場合は、塗装の機能が落ちていると考えて良いでしょう。
手遅れになる前に、まずはお気軽にご連絡ください。
■ 塗装の流れ(一例)
【1】足場の設置
工事初日に足場を組み、全体にメッシュシートを掛けていきます。
メッシュシートを掛けることで、塗料やホコリの飛散を予防し、作業者の足場を確保します。
【2】高圧洗浄
塗装部分を高圧洗浄し、汚れをスッキリ落としていきます。
大きな音が発生するため、近隣の方へのご負担が最も大きい作業です。
そのため、事前のご挨拶回りで工事内容や日程をご説明し、近隣の方が少しでも快適に過ごせるよう努めています。
【3】下地処理
塗装を施す前に、下地の補修を実施します。
ここで手を抜かず細部まで丁寧に行うことが、美しさを長持ちさせるポイントです。
【4】養生・マスキング
養生は、塗装を施さない部分をビニールで覆う作業です。
一見地味な作業ですが、仕上がりの美しさに差が出る重要な工程であるため、技術力がものを言うポイントです。
【5】塗装
基本的には下塗り・中塗り・上塗り(仕上げ)の3回塗りで仕上げていきます。
なぜ3回塗るのかというと、塗膜に厚みを出して耐久性を向上させるためです。
傷みが激しい場合は、4回・5回と重ねて塗ることもあります。
【6】確認・補修
養生を剥がす際に、塗料がはみ出てしまいます。
その部分を補修した後、全体をくまなく確認していきます。
【7】足場の解体
初日に組んだ足場とメッシュシートを撤去し、周囲の清掃を行って終了です。
■ 塗料の種類と参考価格
ウレタン塗料
1㎡1600〜2000円 耐久年数5〜7年
シリコン塗料
1㎡1800〜2500円 耐久年数6〜8年
ラジカル塗料
1㎡2000〜2700円 耐久年数7〜10年
フッ素塗料
1㎡3000〜3500円 耐久年数8〜11年
プラスチック塗料
1㎡3000〜3500円
この他にも多種多彩の塗料を扱っていますので、お気軽にご相談ください。
耐久年数はあくまでも目安です。環境や状態にもより異なります。